始めまして清品茶房 茶通の「茶ガラシ」と申します。
これから、茶通の日常の風景である「お茶淹れ実験」の現場を、
微妙なタッチでお伝えしてゆこうと考えています。
~2008年梅山春茶奮闘記 その1~
先日、店長が大量の梅山高山烏龍茶と共に帰国しました。
(えっと店長は置いておいて。。。)その梅山高山烏龍茶は茶葉の大袋を開けたとたんに、
「あ!?!」っと驚かされるような薫りを発していました。
私は、その茶葉を袋詰めするという(栄誉?ある?)作業を行いながら、
思わず呆然としてしまいました。(。。。もう仕事はいいや。。。と思ったことは内緒です。)
そう、、、なにが私を陶然とさせてしまったかといいますと、、、
その類まれなる「香気」と「美しい茶葉達の姿」でした。。。
さわやかな「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の薫りと、
新緑のエネルギーが迫ってくる様な香気。
そして、森の翠を映した碧玉のような品のある茶葉達。
この時点で私は「このお茶は確実に素晴らしいお茶だ!」と強く感じました。
そして、その翌日、私は意気揚々とその茶葉を常連のお客様達に披露しました。
お茶の淹れ方は店長が台湾の梅山から仕入れてきた「新梅山方式」です。
この淹れ方は3gの茶葉を使用し、熱湯で3分間抽出し、その味と香気を味わうという淹れ方。。
今まで、茶通でお客様にお茶をお淹れしていた時の方式である「7gで1分抽出」とは明らかに違う方式でした。
まず、3g、3分間で抽出したものをお客様にお飲み頂くと、厳しい評価が返って来ました。
「。。。いつもの梅山と違うんじゃない?。。。ちょっとすっぱくない?。。。」etc..etc..
私は、その評価に愕然とすると共に、自分でも
「確かに、茶葉が煮えていて、美味しくなくはいった日本茶のような香りと味」と感じました。
他の常連のお客様からも、
「茶葉が若いね。茶葉が煮えるのは温度が原因だろうか?それとも時間の問題だろうか?」
と疑問の言葉を頂きました。
私は、その場で途方に暮れながら、抽出温度を85度に設定したり、
ガラス製の茶器を使用してみたりと試行錯誤を繰り返しながら悩み続けていました。
そこへ、茶通の代表が突然来店し、茶葉を見ながら抽出温度と時間の調整を始めました。
3回ほど、猛烈な速さでお茶の淹れ方を試した後、「95度で3g、2分10秒位が良いんじゃないでしょうか?」と、
あっという間に結論を出し、風のように去って行きました。
私は、唖然としながらも食い入るように代表がお茶を淹れるのを見ていました。
(才能ってすごいな。。。と感じた瞬間でした。)
「~2008年梅山春茶奮闘記 その2~」へ続く。。。
次回は「2008年梅山高山茶」が名誉を挽回する予定です。。。乞うご期待。。。
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